近年、インターネットやテレビ、雑誌などメディア媒体を問わずに話題になっていて、歯医者関連のホットなワードのひとつとして真っ先に挙げられていることが多いのは、「予防歯科」ではないでしょうか?かつて、1990年代ぐらいまでは、虫歯になったり、歯から血が出たりして通うのが歯医者である、と相場が決まっている感があったようにも感じていましたが、最近では、未然にそれらの病気や将来の歯障害を防ぐためにあらゆる予防策を講じるのが「予防歯科」であると聞いたことがありますし、インターネットでもよく目にします。これには、歯のホワイトニングや掃除、歯石の除去なども含まれるでしょうし、日本国民の歯に対する意識の高まりそのものが、結果として予防歯科に行くことを促し、歯学的な進歩の後押しをしているのではないかとも言えそうですね。しかし、虫歯や何らかの歯の病気があって、たとえ無事に治療を終えられたからといって、もう歯医者に行かなくていい、というわけではなく、むしろ治療後にも積極的に歯科医院などに通い歯の健康を保っていくことが重要と言える時代になってきていると考えられます。そのようにして、定期的に治療後のメンテナンスを欠かすことなく続ければ、繰り返しの虫歯もなくなるでしょうし、老後にも歯を健康なまま保つことができ、固いものなども食べられる上部な歯を保つことができる可能性も出てきそうです。普段、どんなに良い電動歯ブラシを使っていたとしても、たとえどんなに長い時間歯磨きをしていたとしても、我々には磨き残しというものが必ずといっていいほど存在しており、その場所には、虫歯をはじめとする、様々な歯の病気の原因である歯垢が断続的にどんどんと溜まっていきます。