ドライマウスでの対症療法

ドライマウスの原因は、唾液の蒸発や唾液の分泌量低下です。唾液の蒸発は、口呼吸やいびき、歯ぎしり、鼻の病気などによって引き起こされます。一方後者は、加齢、ストレス、咀嚼筋など口周りの筋肉の低下の他、糖尿病やシェーグレン症候群などの病気、降圧剤や抗ヒスタミン剤など薬の副作用、がんの放射線治療による副作用など様々な原因があげられます。ドライマウスは中高年の女性に多く、年代別では多い順び60歳代、70歳代、80歳代、50歳代という傾向があります。しかし、近年ストレスや咀嚼筋の低下などによって若い人や男性にもドライマウスの患者さんは増えつつあるようです。咀嚼筋の低下については、食事量が減ったり、柔らかい物ばかり食べたりする事が原因となって起こり、主に高齢の方に見られます。